介護職の面接でよく聞かれる質問と好印象が得られる回答①

2020.02.06掲載
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お役立ち情報

面接では、どんな施設でも決まって質問されることがあります。

介護職は、とても人手不足の仕事ですので、これから解説する内容を押さえて受け答えできれば十分に良い結果は出ます。

それでは、どのような意図で、どのような質問があるのかを解説して参ります。

質問1:なぜ、当施設に応募しようと思ったのですか?

質問の意図

「あなたが当施設のどんなところに興味・関心をもってくれているのか?」を確認する質問となります。

 

よくない回答

「給与が良い」「休みが多い」などの待遇を前面に出した回答をすると、印象が悪くなりますので気をつけましょう。

 

好印象が得られる回答

その施設が「運営方針や経営理念」「力を入れていること」が気に入ったことを言葉にまとめて話すことができると、とても印象がよくなります。

心理学では「好意の返報性(へのぽうせい)」という理論があります。

これは、自分が相手のことを好意をもって表現すると、相手も自分のことに好意を持ってくれるという理論です。

「運営方針や経営理念」はその組織なりに大切にしている「価値観」(=行動基準)となります。

「私も(貴施設の運営方針や経営理念と)同じ考えです」「私もぜひそのような考え方の組織の下で一緒に働きたいです」を伝えることになります。

面接に臨むに当たり、「運営方針や経営理念」「力を入れていること」については、ホームページをチェックするなどで、事前に情報収集しておくことをお勧めいたします。

 

質問2:なぜ、介護職をやろうと思ったのですか?

質問の意図

あなたの介護職に対する「本気度」を確認する質問となります。

安易な気持ちで職業に従事すると、少しでもイヤなこと、辛いことが発生すると、それを乗り越えて継続しようとすることができなくなります。

安易な気持ちで、介護の仕事を選択していないか? をチェックされることになります。

 

よくない回答

「本当は、事務職で仕事を探していたんですが・・」のように、「本気度」を示せない回答は避けましょう。

 

好印象が得られる回答

こんな経験から「介護職が好き」「今後も介護職でがんばりたい」ということを伝えられると相手は安心します。

「祖母(両親)の介護がキッカケで・・」「お年寄りと接するのが好きなので・・」などの経験や、強い実体験、強く感じたことなどをエピソードとして話せると、とても説得力が増し好印象となります。

 

質問3:なぜ、その施設(その会社)を辞めたのですか?

質問の意図

「問題ある辞め方をしていないか?」「トラブルメーカーではないか?」「その理由で辞めたということは、当施設で採用しても同じことが発生するのでは?」をチェックするための質問です。

 

よくない回答

「給与が安い」「忙しすぎ」「組織がなっていない」「将来性に不安ある」などは、よくある不満、問題です。

これらの辞めた組織の不満、悪口は、絶対に避けましょう。

「この人は当施設で働き始めても同じようなことを言い始めるんだろうなぁ」と採用する側は受け取ってしまいます。

また、「キャリアアップ」という表現は絶対に避けましょう。

求職者にとっては一般的な表現ですが、採用する側には腹立たしく聞こえます。

せっかく採用したからには長く勤務して欲しい、すぐ辞めそうな人は最初から採用したくないと採用する側は考えています。

キャリアップ ≒ ステップアップ ≒ 踏み台 となります。

「キャリアップ」を考えている人は、一定の経験を積んだら(育てたら)すぐ辞めてしまう人、と思われてしまい警戒(又は、敬遠)されますので注意しましょう。

 

好印象が得られる回答

社会では、物事を長く続けることを評価する価値観があります。

ですので、辞めたことで評価が上がることはほとんどありません。

「仕事を続けるうちのより高いレベルの仕事をやりたくなった」などの向上心をアピールするような退職理由を回答しましょう。

 

質問4:あなたがこれまで、仕事をする上で意識してきたことは何ですか?

質問の意図

あなたの仕事に関する意識や、行動をチェックしたいことが目的です。

 

よくない回答

利用者様に対する配慮や、仕事への責任感が感じられないような回答は避けましょう。

 

好印象が得られる回答

利用者様に対する配慮や、仕事への責任感についてのこれまでの行動、エピソードをお話できると好印象です。

<参考例>

「毎日の利用者様の変化を常に注意して観察するようにしておりました。
具体的には、利用者様に変化はないか、体調がすぐれない、元気がない、食欲がないかなどです。利用者様の変化に気づいた場合は、自分一人で対処するのでなく、できる限り関連するメンバーと情報を共有したり、記録に残すようにしておりました。
また、体調がすぐれない場合、施設常勤の看護師に相談したり、連携するクリニックでの診察の手配をしたりしておりました。」

 

まとめ

面接で良い印象を得るためには、「質問の意図」を理解し準備をして臨めば、問題ないことがお分かりいただけたと思います。